2017-01-01から1年間の記事一覧

不幸への年貢を納めてしまったのだ

スターチャンネル「鷹」。元ギャングドロン48歳。仮出所したドロンが逮捕される直前に隠したダイヤを巡ってギャングたちと対決する。監督、脚本、製作に主演と役満ドロン映画はいつも通りでむしろ安心して観ていられるけど、面白いかどうかはまた別のハナシ…

ザザーンザザザンザザーンザザザン

先のクリスマス、DVD発売の春まで諦めていたプリキュアアラモードの映画がブルクでまだかかってるのを見つけて、でもおっさんがひとりでプリキュア映画はなんともなんなんなので嫁はんに付き合ってもらって劇場へ。戦闘シーンがお前はザンボット3かと思うく…

人生は一度きりだ、無駄にしてしまったことが悲しくてたまらない

文庫は岩波しか読みません!を持ちネタにしている自分が新潮の「英国諜報員アシェンデン」と「ある奴隷少女に起こった出来事」を読んでみた。前者は自身の体験を基にサマセット・モームの書いたスパイものと言うだけでもう読むしかないと思ったら、文豪が大…

1999年の夏休み

スターチャンネル「未知の戦場・ヨーロッパ198X」。第三次世界大戦下の軍医ドロン44歳。おフランスのエスエフ映画は思い出すところトリュフォーの「華氏451」とゴダールの「アルファヴィル」しか観たことないけど、これらと同じでエスエフ的なガジェットを故…

バルゴンの虹

眠れないくらい立て続いた大きな仕事がようやっと終わってふた月ぶりに何日かまともに休もうと思ったら急な仕事が週末に入ってさびしい気分に。しかも勇躍臨んだエキスポシティの映画館ではプリキュア映画をやってなくてさらにさびしい気分に。スターチャン…

唇からナイフ

DVD「山猫」。貴族ドロン29歳。きっぱりビスコンティが苦手で、これまで二度挫折した完全版187分をドロンパワーを得て遂に制覇。しかしやっぱりこれはランカスターの映画だよなと。スターチャンネル「太陽はひとりぼっち」。相場師ドロン27歳。ミケランジェ…

片手にピストル、心に花束

ナディン・ゴーディマ「ジャンプ」読了。11の短編すべてが孕んだ不安感、緊張感の正体がすべてアフリカの人種差別や政情不安に拠るものと分かる執拗なオチに浅学な自分は唖然としながら、夢中で読み終えてしまった。アフリカの作家は三冊目だけど、いまのと…

ミステロン宇宙船現る

東映チャンネルでガ・キーンがスタート。チェンジコンビネーション状態のガ・キーンは完璧だし、猛の頭上をマイティーが飛んでいくシーンは素晴らしいけど、展開はいきなり突っ込みどころ満載で、ガ・キーンが大好きだったらしい二世代くらいうえのアニメフ…

トウキョウジョウクウデ、バクハツスル!

東映チャンネル「麻薬売春Gメン・恐怖の肉地獄」。シリーズ第2弾、舞台を返還直後の沖縄に移した麻薬売春Gメン・千葉真一の八面六臂の大活躍!と言いたいところだけど、ほとんどガンアクションだけの千葉ちゃんより、むしろ脇の郷えい治やケン・サンダー…

ウィリアム・ウィルソン

スターチャンネル「最後の標的」。ドロン47歳の作品。組織に追われる元暗殺者ドロンの映画。ドロン+殺し屋でまさかハッピーエンドで終わるとは夢にも思わなかった。繊細な演技で渋くてカッコいい、ときにコミカルなドロンがげっぷが出るほど楽しめて面白かっ…

以前の友人と付き合うのはよくない

サマセット・モーム「お菓子とビール」読了。やっぱりモームはええのう。「月と六ペンス」みたいな迫力はなくても洞察力とオチは相変わらず圧倒的。主人公の友人・ロイの人生遊泳術も素晴らしい。もういっぺん読もう。スターチャンネル「レッドサン」。ドロ…

ハナシはなるべく簡単にね

東宝の怪獣映画と言うか、本多演出でも比較的観れる2本、DVDで「ガス人間第一号」とNECOで「マタンゴ」を観る。それにつけてもガス人間の立看の土屋嘉男のカッコよさはどうよ。

やけくそ天使

スターチャンネル「あの胸にもう一度」。まんま「ドロンいま行くわー」な映画。映像もハナシもとても好みだけど、マリアンヌ・フェイスフルのフェイスが全然まったく好みでないので魅力も半減。しかし大学教授でプレイボーイでバイク至上主義でお前は佐々木…

ハリセンチョップ

スターチャンネル「アラン・ドロンのアルマゲドン」。本邦未公開どころか未ソフト化で日本初上陸の映画。ちなみにタイトルのアルマゲドンは偏執狂じみた爆破犯人の自称で、ドロンは遺留品からこれを追う正義の精神科医。凝りに凝ったシノプシスで面白い作品…

科学警備隊結成!

仕事やらコミケやらで先延ばしに伸ばしていた久しぶりの怪獣会談と、こちらも久しぶりの相棒とのお買い物(結局自分は何も買わなかったけど)を一挙済ませて楽しかったけどなかなか疲れた日。春に人生7回目の引越しをして、寝室に山ほどのダンボールで積んだま…

暗闇の虎

東映チャンネル「激突! 殺人拳」。アイアンクロー石橋雅史VS千葉ちゃんの因縁の対決。死ぬほど面白かったけどこれを真面目に面白いと言うと人間的にどうなのだと悩むみたいな映画。終始一貫して格闘戦を描いて、大友勝利アフターの開き直りが尋常でない野獣…

肉地獄

ろくでもないシリアル映画だと思って観たら、かなり面白くてむしろビックリした東映チャンネル「麻薬売春Gメン」。風見志郎を控えて妙に初々しい宮内先生や、銃弾を浴びてなお立ち上がるターミネーターみたいな殺し屋・中村敦夫を向こうに、主演の千葉真一が…

パリを見て死ね

ザ・シネマ「続・黄金の七人 レインボー作戦」。字幕版を観るのはひょっとしたら初めてではないのか。予算が増えて前作より色々とパワーアップしてるなかでもやっぱりロッサナ・ポデスタの七変化が最高。さらに記者で敵陣に潜入するときのあーたんみたいな髪…

人々よ、私はあなたたちが好きだった。気をつけてくださいよ!

今週も関西はプリキュアがなかったけど、嫁はんと出かけたライフでキュアパルフェの食玩を買ってもらったんでよし。しかし徒歩10ぷんだった三番街の、去年まで心からどうでもよかったプリキュアプリティストアの移転がいまさら惜しまれる。ユリウス・フチー…

Kのそっくりさん

スターチャンネル「黒いチューリップ」。フランス大革命前夜、花屋の娘シモーヌはラ・セーヌの星と名乗って剣をとって戦う!の黒いチューリップとは全然まったくカンケーないドロンが義賊で双子で二役の映画。ドロンは特にワイルドな兄貴役は死ぬほどカッコ…

東京カラカラ

スターチャンネル「テキサス」。ドロンがハリウッド進出を期して出演したコメディ西部劇。準主役のディーン・マーチンが心からうざいと言うか、どっかずれてるけど好漢のドロン以外は白人もインディアンもろくでもない蛮族ばかり。ドロンが出てなきゃ観てな…

ボイスボール

今日から仕事で疲れたけど映画は観る。イマジカ「要塞」。敵地で孤立した米兵ロック・ハドソンが家族を皆殺しにされたイタリーのお子らを率いてナチが占拠するダムを破壊するハナシと書くと単純明快な冒険ものっぽいけど、ロック・ハドソンとお子らの心の機…

ババリアの盗賊

コミケ終わって疲れたけど映画は観る。ザ・シネマ「空軍大戦略」。佃煮にするほど登場する英独の実機の空中戦が見どころで、史実を忠実になぞっただけのハナシは全然まったく面白くないうえひたすらに長い。でもたいていの映画で鬼畜扱いのドイツ軍兵士をち…

ワシの時代は終わった!

東京行きに紀伊国屋で文庫を二冊買って1800えんって岩波とは言え高すぎまいか。東映チャンネル「二匹の牝犬」。渡辺祐介監督はシリーズとは言え以前の「悪女」も小川真由美はまったく悲惨の極み。素晴らしく都会的で高密度の全編が見どころだけど、なかでも…

ダーティーハリー

ムービープラス「奴らを高く吊るせ!」。とにかく音楽がうるさくてイライラする。内容もハリウッドが単純明快なマカロニウエスタンと差別化を図ってみたら辛気臭くなって大失敗みたいな。せっかくのイーストウッドなんだからして、もっとジャカスカ悪人ども…

とかなんとか言ったりなんかしちゃったりなんかして

夏コミ新刊と、その新刊がひゃくまんばい楽しめないこともないかも知れないペーパーがようやっと完成と入稿。死ぬるかと思ったよ!DVD「テクノポリス21C」。スタジオぬえの宮武先生がアニメージュの付録で観なくていいと言ってた映画。しかし自分は当時、三…

それがお前だぜーいつも仲間だぜー

ザ・シネマ「黄金の眼」。安くて面白くてカッコいい、イタリア映画はこうでなくては。超怪盗ディアボリクを演じるジョン・フィリップ・ローは併映だった「バーバレラ」の天使バイガーで、かたやめくらマン、かたや眼力マンなのはなかなか洒落が効いている。…

ザ・チャンバラ

東映チャンネル「ウルフガイ・燃えろ狼男」。明らかに内容がくだらなすぎてソフトになってないと思う映画。カッコいいタイトルから想像も出来ないアタマの悪さと品のなさは「直撃地獄拳・大逆転」と双璧でも、流石の石井監督で邦画トップクラスの完成度の地…

坊や、悪い大人にはなるなよ

スターチャンネル「ボブ・ロバーツ・陰謀が生んだ英雄」。ショーシャンク以前のティム・ロビンスが監督と脚本と主演。アタマ使いすぎてる展開で付いていくのがやっとこさだったけど、結構面白かった。しかしあからさまな山師のボブ・ロバーツにまんまと騙さ…

オープンチャンネルD

DVD「0011ナポレオン・ソロ対シカゴ・ギャング」。こないだの「コードネームはU.N.C.L.E」で大いに不足したナポレオン・ソロ成分の補給で観る。「地球爆破作戦」のジョセフ・サージェントの監督作品でシリーズでも就中傑作だと思うけど、3シーズン最中の軽さ…