それがお前だぜーいつも仲間だぜー

ザ・シネマ「黄金の眼」。安くて面白くてカッコいい、イタリア映画はこうでなくては。超怪盗ディアボリクを演じるジョン・フィリップ・ローは併映だった「バーバレラ」の天使バイガーで、かたやめくらマン、かたや眼力マンなのはなかなか洒落が効いている。かのマリオ・バーバ監督で1967年。しかしルパンファンの相棒が痺れを切らして原版のLD買って久しいこの映画、いまだに邦版のソフトが出てないとは思わなかった。バジェム繋がりで「血とバラ」も未発売だし、まったくどうかしてる。

実は女性作家だったジョージ・エリオットの「サイラス・マーナー」読了。170年前に書かれたにしてはハナシの辻褄が上手くかみ合ってて感心する。なかでも随一の悪党、ダンシーが行方不明になったのち骨になって見つかるところは心からスカッとした。

東映チャンネル「ターゲットメン」。タイトルとメインテーマだけがボロ勝ちのシリーズかと思ったらこれが意外に本編も面白かった。なにぶん世代人じゃないんで歌の下手な人くらいの印象しかなかった小林旭のアクションはかなり見ものだと思う。サントラ欲しいなあ。