2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

僕の自動車さ!明日の夢さ!

健さんを偲んで、東映チャンネル「日本侠客伝・刃(ドス)」。玉川良一が浪曲を披露するだけで仁侠映画がコメディっぼくなるのはなぜか。ボスキャラが渡辺文雄と言う矮小さに引っ張られてパッとしない映画だったけど、健さんが十朱幸代からもらった内掛けに涙…

さあ今度は俺とお前の勝負だ!

「ゴリオ爺さん」読了。バルザックを読むのは死の間際に主人公?が叫ぶところが同じの「絶対の探究」以来で、実に20年ぶり。そしてさすがは働かないことでは定評があるおフランス人。年金とか公債とか投資とか、不労所得のハナシばかり出てきて心からうんざ…

パクパクペッカー

フィギュアスケートでカルメンが流れてくると「たったの三分の親子丼、ご飯にかけて、食べるだけ〜♪」と無意識に歌ってしまう人はポロリン賢とオトモダチになりましょう。ポスターとレコードのコレクターの先生が久しぶり大阪にいらっしゃって、焼きソバを1…

結局!結局わしがやるしかないのよコン・バトラーはな!

無理からケロットを登場させないことでここんとこ少し持ち直した感のある東映チャンネルのコン・バトラーV。今週のハリネズラー戦は珍しくバトルマシンでなく、佐々門作画が爆発したコン・バトラーVそのものの描写が実にカッコよかった。ハリネズラーも善…

ガンバー体操

ライジンオーに続いてガンバルガーとゴウザウラーがATXでスタート。いわゆる三部作でも間違いなくいちばん完成度が高いガンバルガーだけど、ゴルドランもかくやと言うくらい全体に品がなかったのが残念。そして肝心のガンバルガーがカッコ悪かったのも残念。…

スパイダー!おめぇもヤキが回ったな

ネットにあがってるヒューマンのオープニング(恐怖の怪獣博物館を使ってんのは感心したけど)同様、小四が作ってないと1ミリ秒で分かるサイトが市井の話題になること自体がもはや理解不能。健さんを偲んで、東映チャンネル「日本侠客伝・関東篇」。天津敏vs…

悪のあるところ必ず現れ、悪の行われるところ必ず行く!

例年通り勤労に感謝しながら勤労した日。健さんを偲んで、東映チャンネル「昭和残侠伝・人斬り唐獅子」。観たばかりの「緋牡丹博徒」で小物の悪党だった大木淳がこちらは実にいい役回りでちょっと混乱する映画。例によってメインテーマに乗って合流を果たし…

time is running out

久しぶりに相棒と会って半日くらいレッドタイガーのハナシをしてたら酸欠になってアタマが痛くなった日。しかしレッドタイガーはいいぞ!しかし宮仕えだった以前は起てよ万国の労働者!とばかりプロレタリア魂に燃えていた相棒も数年前の独立以来、経営側の…

小次郎、好き嫌いなし!特にサンマは大好物なり!

健さんを偲んで、東映チャンネル「宮本武蔵・二刀流開眼」。途中でなんかヘンだと思ったら、これが全5部作の3作目とは知らなかったよ!道理で覚えがないキャラが登場したり因縁があったりすると思った。でもまあ面白かったし、セットは凄かったし、なによ…

ただより高いものはない

健さんを偲んで、日本映画専門チャンネル(録画)「緋牡丹博徒」。血車党の悪魔道人こと沼田曜一ファン(もしいるのなら)必見。そして山本麟一が死ぬシーンでグッとくる珍しい映画。なぜか健さんの訃報に即して全然マスコミに登場しない藤純子が主演。そして健…

ザ・ゴリラ7

健さんを偲んで、東映チャンネル(録画)「恋と太陽とギャング」。血車党の骸骨丸こと曽根晴美ファン(もしいるのなら)必見。なんべん観ても奇跡のように面白い、そして邦画とは思えないくらいオシャレな映画(除く健さんと千葉真一)。石井輝男監督で1962年。ATX…

スマイリー健

健さんを偲んで、東映チャンネル(録画)「網走番外地」。なんべん観ても奇跡のように面白い。観た限りの健さんの映画ではこれと「ジャコ萬と鉄」と「恋と太陽とギャング」が3強で、おまけが「新幹線大爆破」ではないかと。どれも丹波哲郎がいいとこ全部持っ…

地球での名を高瀬健

健さんを偲んで、東映チャンネル(録画)「昭和残侠伝・死んで貰います」。着流しの健さんがカッコいいのは当然として、池部良が東宝の500倍くらい演技が上手くてやっぱりカッコいい。あと珍しくきれいな山本麟一もカッコいい。そのほかも色々とカッコいい、文…

忍者キャプター

バルザックの「ゴリオ爺さん」を休んで賀東招二「甘城ブリリアントパーク2」読了。全5巻揃えてるはずの知人のひっくりかえった部屋から2と4しか見つからなかったんでとりあえず2だけ。アニメより原作のほうが毒気があって面白いと言う所見を信用して読…

ミセス・ロビンソン

ザ・シネマ「フォレスト・ガンプ」。冒頭だけ、ほんの少し観るつもりが結局全部観てしまった。確か前回もそうだった。それくらい面白い、良く出来た映画だと思う。しかしこの映画がトム・ハンクス初体験だったおかげさま、そのあと彼がナニを演じても少しア…

ブルーサンダー!(内海賢二)

スターチャンネル「ブルーサンダー」。中学生だった公開当時、なけなしの金を叩いて映画館に5回足を運んで10回観たくらい好きだった映画。当時とまったく遜色ないどころか、改めて観るとロサンゼルス市が良くまあ許可を出したと思うくらい撮影が凄い。F16の…

だが負ける瞬間までは勝負を投げずに戦うべきだ

スターチャンネル「タイムマシン(80万年後の世界へ)」。冒頭や時間旅行の描写、アニメーション主体のトクサツ、そしてラストのまとめ方が凄く上手かったぶんも、ずさんで冗長な未来世界(しかもクライマックス?の脱出シーンはドリフのコント並)はまるっぽ要…

いかんかのう

衛星劇場「東京物語」。往年の傑作に出会うたび思うけど、昭和28年にこんな凄い映画を撮ったらあとの邦画は一体どうすればいいのかと思うほど面白かった。そして「浮草」を観たところだからことさらに杉村春子の演技が素晴らしかった。あと最初から最後まで…

時は戦国、嵐の時代!

衛星劇場「ドラッグストア・カウボーイ」。その昔、映画の舞台になったポートランドへ一緒に旅行した友人が好きだった映画。主演のマット・ディロンはおよそヤク中に見えず、幻覚シーンもコーマンの「白昼の幻想」に遠く及ばない。でも面白かったから不思議…

あらこんなところにお葉書が

イマジカ「処女の生血」。ルーマニアで全滅した処女を求めてドラキュラ伯爵が執事に唆されてイタリア行と洒落こむ、ルーマニアの人が聞いたら怒りそうな映画。銀幕のドラキュラ人気を確固たるものにした英国ハマーのドラキュラって、シリーズが進むたびに弱…

ストリームベース

ヤフオクに出品した大昔のプラモデルをご落札くださったのがプラモ狂四郎でもお馴染みかの御大でビックリしたと言うハナシ(プラモ狂四郎読んだことないけど)。

ソープへ行け!

「Wake up,Girls!」の最終巻のディスクがどうしても見つからない。どうやら観やすいようにディスクだけ空のケースに入れといたもんで、うっかりゴミ箱送りにしてしまった模様。仕方ないんで特例としてもう1枚買うことにする。私はそれほどWUG!が好きだった…

しかしこれからどうしたら良いかはさっぱり見当がつかなかった。

ヘッセ「婚約」読了。これも現在は絶版。うち一篇「マチアス神父」に至ってははっきり「ヘッセが作品に不満を感じてオリジナルからも省いた」と高橋健二氏の解説にもある。ところが所収の三篇とも粒揃いで面白く、なかんずく傑作だと思ったのがその「マチア…

ポロリン賢のライフはゼロよ!

ひがな肉体労働のあと、使う筋肉が違うからと勢い三キロも泳いでしまった自分はひょっとするとバカなのかもしれん。日本映画専門チャンネル「廃市」。主人公が投宿する旧家の門構えから玄関が「ハウス」まんまなのは笑ってしまったけど、原作の福永武彦の繊…

ジョン・バリー

ザ・シネマ「ナック」。1964年のロンドンを舞台にした、恐ろしく手のこんだコメディ映画。50年が経過していまだに機能するギャグと、白ニットの女性陣のエロさは異常。機会があれば必見。「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」なんかも撮ってる(と…

うちは日本一不幸な少女やねん!

東映チャンネルのゲゲゲの鬼太郎は「あしまがり」。この頃からZくらいまでの森利夫の端正な作画は実にいい。内容も猫娘の優しさが描かれた好編だけど、そのきっかけになった妖怪花の騒動からこちら、肝心の猫娘がまったく登場しないのはいかがなものかと。…

天才はとりわけ感受性だ

ニコラ・セギュール著「知性の愁い-アナトール・フランスとの対話」読了。前回のドストエフスキーの「死の家の記録」同様、千古不磨の人間性に感心することしきり。随聞録が多数、しかもかなりの版数が重ねられていることからも、アナトール・フランスの語り…

夢の友情飛行

WOWOWシネマ「ホドロフスキーのサイコマジック・ストーリー」。興行用にホドルフスキーと謳ってはいるけど、ご本人は原作とカメオ出演のみ。暴力的な恋人に次第に精神を病んでいくヒロインのハナシはともかく、信じられないくらいオシャレな映像だけでも観る…

ペット・ロック

WOWOWシネマ「キャスト・アウェイ」。ロードショウで観たいと思ってたら14年も経っていた、トム・ハンクスが無人島に漂流するロビンソン・クルーソー的な映画で、長尺で、しかもほとんどトム・ハンクスのひとり演技でもまったく退屈しない面白さだった。観て…

なにかの作戦かも知れん!

お借りしたDVD「離愁」。原題「Le Train」の通り、全編の8割から山間や野原を疾駆する軍用列車のシーンで、そのせいかしらん、戦時下でありながらどこか奇妙なのどかさやノスタルジーを湛えた映画。そうこうしてるうちに列車と全然まったく関係ないラスト10…