いかんかのう

衛星劇場東京物語」。往年の傑作に出会うたび思うけど、昭和28年にこんな凄い映画を撮ったらあとの邦画は一体どうすればいいのかと思うほど面白かった。そして「浮草」を観たところだからことさらに杉村春子の演技が素晴らしかった。あと最初から最後まで笠智衆の大根演技も楽しめるけど、「東京物語」の撮影時の笠智衆って49歳だったと聞いて、驚くとともにサスガは生まれたときから爺さんみたいな雰囲気だけのことはあると妙に納得もする。小津安二郎監督で1953年。