うちは日本一不幸な少女やねん!

東映チャンネルのゲゲゲの鬼太郎は「あしまがり」。この頃からZくらいまでの森利夫の端正な作画は実にいい。内容も猫娘の優しさが描かれた好編だけど、そのきっかけになった妖怪花の騒動からこちら、肝心の猫娘がまったく登場しないのはいかがなものかと。妙にカットが多くて凝った演出は高畑勲だった。

そして高畑勲と言えばチエちゃんと言えば日本映画専門チャンネル「マンザイ太閤記」。初見なんで楽しみにしてたらさにあらん、これがまた(ときのディズニーが兜を脱いだ)チエちゃんの大成功が漫才師で固めた声優陣のおかげさまと勘違いして作ったみたいな、びっくりするほどのゴミで心からうんざりした。現在までソフト化もテレビ放映もなかったらしいけど、どちらもなくて正解。高屋敷英夫が監督で1981年。もう一度言うけどゴミ。