天才はとりわけ感受性だ

ニコラ・セギュール著「知性の愁い-アナトール・フランスとの対話」読了。前回のドストエフスキーの「死の家の記録」同様、千古不磨の人間性に感心することしきり。随聞録が多数、しかもかなりの版数が重ねられていることからも、アナトール・フランスの語りはよほど衆望があったようで、いまも昔もアタマのいい人との会話は楽しいものだと納得もする。表題からの二編「栄光のむなしさ」「天才の悲劇」は現在のオタク事情に一脈通じるところがあるのは余談。

東映チャンネルのコン・バトラーVは「SOS!ゲッターロボ応答せよ」にそっくりのハナシ。と言うかバトルチームとキャンベル星の善悪双方、もうハリボテ作戦はたいがいにしたがよかろうと。