ポロリン賢のライフはゼロよ!

ひがな肉体労働のあと、使う筋肉が違うからと勢い三キロも泳いでしまった自分はひょっとするとバカなのかもしれん。

日本映画専門チャンネル「廃市」。主人公が投宿する旧家の門構えから玄関が「ハウス」まんまなのは笑ってしまったけど、原作の福永武彦の繊細さや儚さが凄く良く描けている、とても日本文学的な、そして企画や監督ついでにナレーションや音楽までかまし大林宣彦がほとんど趣味で撮ったみたいな映画。1984年。

しかしラストの駅のシーンで黒木和雄の「祭りの準備」のそれを越えるのはやはり難しいのか。

ハリケーンロボットの通過点が意味なく爆発するシーンのセンスが素晴らしい矢島信男の自伝が出るだか出ただかしたらしいけど、買った物好きは貸してくれたまえよどうかひとつ。