なにかの作戦かも知れん!

お借りしたDVD「離愁」。原題「Le Train」の通り、全編の8割から山間や野原を疾駆する軍用列車のシーンで、そのせいかしらん、戦時下でありながらどこか奇妙なのどかさやノスタルジーを湛えた映画。そうこうしてるうちに列車と全然まったく関係ないラスト10分のロミー・シュナイダーの無言の演技が全部持っていく映画。フィリップ・サルドの音楽も効果をあげて素晴らしかった。あと猥雑な軍用列車のなか、ひとり熱心にメモをとる一兵卒のシーンが不思議と印象に残る。ピエール・グラニエ=ドフェール監督で1973年。

東映チャンネルのコン・バトラーV。シリーズで何回Vの張りぼてを作るねんと言うツッコミは置いといて、さすが辻先生、マグマ獣ファイアン戦はかなり上手いハナシにまとまって面白かった。ニセVの奇行をコネクションの作戦と思い込む、珍しくダンゲルと仲がいい(これが当たり前だけど)ワルキメデスとか最高。これでなくては。しかし個性的すぎる塩山絵はやっぱり塩山キャラ以外には向いてない気がするのは余談。