とかなんとか言ったりなんかしちゃったりなんかして

夏コミ新刊と、その新刊がひゃくまんばい楽しめないこともないかも知れないペーパーがようやっと完成と入稿。死ぬるかと思ったよ!

DVD「テクノポリス21C」。スタジオぬえの宮武先生がアニメージュの付録で観なくていいと言ってた映画。しかし自分は当時、三番街シネマで早朝興行を観て以来で忘れがたい映画。ロボットアニメの行き着いたところで、藤原誠の「ふりむいてラプソディー」が流れるテムジンのイメージシーン以外はほとんど文句なし。あえて見なかったことにしたい作画は、喩えば二宮先生あたりがやってたらとんでもないことになってたろうに残念。1982年。35年前!

DVD「まぼろしの市街戦」。こんな凄い映画がいまや900円で買えるってどないやねんと。しかも富山敬の吹き替え版入りの過剰なサービスっぷり。就中たいっちゃんの伯爵が懐かしすぎる。内容は映像にシナリオともパーフェクトで、監督が貴族出身のフィリップ・ド・ブロカだからか知らん、素晴らしく上品な雰囲気も魅力で、ドリリューの音楽がまた素敵。1966年。この映画の英題の「キングオブハート」がアホ好きのするGガンダムに登場したと聞いて心からうんざりしたのは余談。

スターチャンネル「暗黒街のふたり」。シドニー・ポワチエの「夜の大捜査線」と同じくらい詐欺タイトルな映画。それはともかく可哀想なドロンって初めて観るのではないか。全編に単調に流れるフィリップ・サルドの音楽がまたもの悲しく、ハッピーエンドでない映画は許さない嫁はんには絶対見せられない。それでも日本人向けだと思うやるせない内容ですこぶる出来はいいけど、ラストシーンがトラウマになると悪いのでやっぱり薦めない。1973年。