2016-01-01から1年間の記事一覧

レッド・ブルー・イエロー

東映チャンネルのダルタニアス。以前、サンテレビの本放送以来で観たときは10本くらいずつ一気観だったんで、好きだった序盤の楽しい展開から父ちゃんとかクローンとかいつもの長浜アニメらしい流れの変遷に付いていけなくて、ダルタニアスはカッコいいけど…

ずる休みをした少年が

ヘミングウェイ「武器よさらば」読了。舞台になる第一次世界大戦は日露戦争と10年しか変わらないのに、先の「肉弾」に比べると長閑にもほどがある描写は本国が戦地になったことがないアメリカ人の民族性なのかしらん。とまれ戦争文学が中盤からほとんど戦争…

坊ちゃん

ヘミングウェイの「武器よさらば」を中断して、迷って買った櫻井忠温「肉弾―旅順実戦記」読了。日露戦争最大の激戦地、旅順攻略の戦記録でやっぱり戦争もの。格調高い筆致が実にカッコよく、作者以下、総員に一片の逡巡もない玉砕戦は圧巻の一語。個人が国家…

ひいてまえッ!

園やんの「砲神エグザクソン」全7巻読了。連載当時、その恐るべき凋落っぷりにアフタヌーンの愛読をやめた煽りで完結まで読めなかった、そんでずっと顛末が気になっていたエスエフ漫画。園やんのマンガらしく、ソイレントグリーンなんてハナクソみたいなエグ…

ヒューマン・バイブレーション

藤川桂介「アニメ・特撮ヒーロー誕生のとき」読了。昔から一度読まんといかんと思ってた一冊。全編もう何処から突っ込んでいいやらワカラン内容だったけど、とりあえず驚いたのは氏が子供番組を舐めてかかって書いてあのていたらくかと思ってたら、実はそれ…

決斗!万博跡

エキスポランド跡地に出現したエキスポシティへ。そこの万博食堂で食べた月の石ハンバーグは味も値段もいかにもイベント会場並で、むしろ万博的に納得するところがあった。つかビュッフェ形式で値段を曖昧にしてるケンタッキー筆頭、ほかの店よりはよほど潔…

ナス

昨年以来で天神橋筋商店街へ。昼飯はいつものオムライスを楽しみにしていたら、知らん間に閉店しててショックのパー!いつも混んでる人気店だと思ってたのに、一体どないなってんのか。商店街の大きな楽しみがひとつ消えて残念にもほどがある。どれくらい残…

トップギャラン

新コスチュームのクロッペンさまが熱狂的タイガースファンにしか見えない件。見てるだけで幸せになるキュアミラクルのデザインはメロディとリズム以来のヒットだと思うけど、相方のマジカルの特に後頭部が残念すぎる。アイスラッガーみたいな飛び道具だった…

間違いない、いまこそ復讐のとき

なぜ妖魔一族のみなさんは企てた世界忍者の同士討ちが成功する寸前に姿を現しては自ら計画をぶち壊しにするのだろうか。レイ・ブラッドベリの短編集「刺青の男」読了。面白かった。アイデアひとつで日常がエスエフに一転する筆致はこないだの「1984年」とは…

君に固い握手を送る

全天候型肉体労働者の今冬の仕事が週末の一仕事を残してようやく一段落。倒れなかったのが不思議なくらいの激務だった。最近知った今年の六白金星の「自分のことも大切にしまショウ」はまったくその通り。と言うか、はよ言うてくれ!エミル・ベルナール「ゴ…

アレクサンドラ

冬コミに参加しなかったんで、久しぶりに有馬記念と会って話してガス抜きした週末。ちなみに三が日以来の休日で、いくらなんでも働きすぎだと自分でも思う。ジョージ・オーウェル「一九八四年」挫折。有名な作品だから楽しみにしてたんだけど、中途半端に息…

デガンジャの風

「銃・病原菌・鉄」下巻ようやく読了。相変わらず人類の歴史は虐殺の歴史でうんざりする。特にアボリジニを殺しつくしたイギリス人がサイテーで、そらデガンジャも怒るわみたいな。アフリカが土人の世界になった経緯が面白かったけど、謳い文句だった人類の…

S.R.Iとは!

日本映画専門チャンネル「横溝正史シリーズ・八つ墓村」年をまたいでようやく最終回。序盤からこちらまったく出番のなかった弁護士が幇助犯だったり、主犯の鰐淵晴子の動機が逆恨み以外のなにものでもなかったり、いま考えたみたいなトリックがあまりにずさ…

お前に教えてもらうことなどない!

テレ朝チャンネル「クレヨンしんちゃん・アクション仮面VSハイグレ魔王」。22年前に板宿東宝でロードショーを観て以来ぶり。まだ原恵一があんまりたいしたことなかったのかしらん、原が手掛けてテレビに倣った前半はダメで、後年の劇場版に続くノリの本郷み…