33年後の現実!

vakisim2008-03-19

先週のチビラくん「ヤッホー!地球だぞ」は、藤川桂介の、ときには不条理なほど過分な情緒が上手く生かされて、実に放送50回目にしてようやく登場した、ずっと見続けてきた人にはその甲斐あったバツグンの快作だった。チビラくんとガキンコが快獣町に帰ってからの親たちの描写も秀逸で、やたら達観したチビラくんとも、藤川脚本の稚気のなさがかえって効果をあげている。安藤演出も快調で、地球人役の快獣のなかの人たちの演技がキャラクターまんまなのも見どころ。これでこそ苦労してブルマァクのソフビを揃えた甲斐があったと言うもんよ。と言うわけでソフビでラストシーンあたりを再現してみる(全然再現できてない)。しかし地球編その2になる今週は、トラベルマシンがちゃんと縦軸になってるのは感心したが、当然みたいに凡作だった。

内容を確認できないままタイトルがヒジョーに気に入って買った坂上弘の「ある秋の出来事」が、なんか所収の短編のいずれとも全然まったく展開がワカランので先に解説を読んだら「坂上弘の小説は分かりにくい」と書いてあって、まったくもって時間の無駄と言うほかない。シュトルムの「みずうみ」に切り替える。

アーサー・C・クラークってまだ存命だったのね。著作は大昔に「幼年期の終わり」と「宇宙島へ行く少年」を読んで、あんまり面白くなかった覚えがあるけど、映画の「2001年宇宙の旅」は偉大な叙情詩であるからして。合掌。

ATXシゴフミは綺麗な作画の綾波つかルリルリキャラはとても気になるけど、毎回オチほったらかしでどないやねん。