恐怖の信玄袋マシーン!

ファミ劇レッドバロンはマッキンレーV6戦。どう考えてもつめこみすぎたウエショーのシナリオは説明不足にもほどがあるが、これぞレッドバロンの醍醐味と言うべき昭和40年代の盛夏の空気が息づいた画面に世代人はウットリする。ついでに執拗なダンプの描写は同年のロボット刑事の破壊ダンプを彷彿とさせる。

そして今週は前年のサンダーマスクのギャダビランとまんま同じプロットのキングジョンブル戦。SSIメンバーをまんべんなく描いたウエショー4連発からカツモクすべきはウエショーなのに裏切者が敵を倒して生き延びるエレキアマゾン戦と、ウエショーお気に入りの巴ムサシをペペを使って先取りしたようなキングジョンブル戦ではないか知らん。

ホームドラマチャンネルの流星人間ゾーンはスパイダウロス戦。いつにも増して矮小な世界観に唖然とするが、次週のシャドラー戦に劣らず中山昭二がカッコいいのでまあよし。

同局のガンバロンは幹部兼怪人兼戦闘員兼怪獣でデカンダ様よりいっこエラいドワルキン様が、まずは輝から少年タイムスのメンバーを一掃しようとする、ヒーロー番組の矛盾点を鋭くついた破裏拳竜が喜びそうなハナシ。

NECOのコンドールマンキャプテンウルトラが変身するダンガンマー戦。魔人コンバットがミカンを踏み潰すシーンは当時の記憶も鮮明で、家まで追いかけてくるダンガンマーのしつこさも奥中演出ならではと言える。窮地から太陽をバックに化身して反撃に転じるコンドールマンが死ぬほどカッコいい。でもかねやんの決めポーズは今週もやっぱり決まらない。

実は先月からのマンションの塗装工事に伴って見れたり見れなかったりの同局のチビラくん(しかし有馬記念に録画を頼んでいるので心配はゼロゼロナイン)はアンドロさんに続いてガキンコの母親恋しもの。藤川脚本に比べて若槻脚本は正気なぶん回数を重ねるごとに苦しくなってくる。でもブルマァクのソフビを使ったオチは上手いことまとめていたと思う。今週のトピックスはガキンコの設定年齢33歳と、初代峰不二子役の二階堂有希子のゲスト出演か知らん。

ファミ劇のビビューンの血なめ戦は、妖怪病院とか完全に悪魔くん河童の三平の世界観だと思ったら伊上御大の脚本でこれまた納得。

ATXで終わったメイドガイは思ったよりずいぶんマトモなアニメであった。

日本映画専門チャンネルでこれまで途中で3回挫折した「昆虫大戦争」を今回ようやく最後まで見る。ユダヤ人が人類滅亡の張本人になる設定はなかなか気がきいてるが、同社ギララとも見るんじゃなかったみたいな映画だった。