キャプテンチャンスはいい男

「仮面ライダーカブト」。天道のキャラクターは井上脚本ではヒーローでありえず、また序盤に遊びすぎたドレイクも既に取り返しがつかなくなっている。ついでに乱戦で散漫になるのはいまやお約束のライダーバトルから、いつも水際で戦っては期待を持たせながら、しかし一度も水中戦に臨まないヤゴライダーに萎え。

加賀悠然から「ツインテールとケムラーの区別がつかなくなった」とメールをもらって目からウロコルゲ。さすがに彼は見るところが非凡である。成田亨のデザインを高山良策がアレンジした着ぐるみのケムラーと、奇しくも造型者を同じくするツインテールは確かに共通項が多すぎる。

ファミ劇のウルトラマンＡは「大超獣を越えてゆけ！」を放送。ブルマァクのソフビも文句なしカッコいいカメレキングに萌え。でも新入隊員をアタマから疑ってかかるTAC隊員のみなさんに萎え。なかでも山中隊員はサスガ「のち」強姦高校生をやってのける遠慮会釈のなさ。

内田スラングル祐司を演出に迎え、いま甦る80年代アニメ「ひまわりっ！」は、今週も古典を萌えキャラでオブラートした基調と、インチキ修験者のために奔走するひまわりちゃんがヒジョーに微笑ましい。でもハヤト殿の言動はやっぱり理解不能。