ロストジェネレーション

ヘミングウェイ日はまた昇る」読了。スタインベックに続いてアメリカ文学に親しんでみようと珍しく新本で買ってみたら、これが読むのやめようかと思ったくらい最初は全然面白くなくて、ウワサのヘミングウェイもたいしたことないねえ!と原田芳雄調でイライラしてたら主人公らが鱒釣りするあたりから俄然、面白くなって、スペインのフェスタや闘牛なんか文句なし好みの描写で痺れてしまって、一転、いやあ、自分も最初からヘミングウェイはいいと思ってたんですョ!と奥様は魔女のラリー調で絶賛するような次第。でも読者を選びそうな内容はさっぱりなうえ、タイトルはなんも関係ありませんみたいな。

小説と言えば今日ふらりと入った古本屋で、絶版で未読だったヘッセの文庫が「旋風」「流浪の果て」「湖畔のアトリエ(これは全集で読んだことある)」と三冊も並んでてラッキーだったと言うハナシ。