美しい者が勝つ

テレ朝チャンネルの「21エモン」は原作にもある火星へ修学旅行のハナシ。今をときめく京アニを擁してもなお作画は悪いが原演出は快調。ホテル・オリオンの御曹司リゲルを原作のカメキチ以上にコミカルに描いて、憎むべき敵役を愛すべきコメディリリーフへとすり換えている。なかでも「ミステリーゾーン」の有名な一篇「2万フィートの戦慄」を彷彿とさせる場面の百面相は傑作。アナクロな原作を過不足なくリニューアルした本編と、火星の氷原に取り残された3人と1匹で迎える幕引きもハードSFの正体に叶っている。この火星旅行をきっかけに舞台は地球から次第に宇宙へ移って、これから「21エモン」はますます!(浜田光夫調)面白くなる。

当時全然まったく真面目に見てなかったぶん、毎回新鮮な楽しみがある東映チャンネルのソルブレイン。なかでもアイビー星人がパノラマバッテンハウスで宇宙に帰り、ジャンパーソン声の小峰裕一に岡本美登もゲスト出演する「夢を届けた宇宙人」みたいなハナシは多分この歳でこそ感動がある。

AXNで大好き映画の「クイック・アンド・デッド」を途中から見る。やっぱりデカプリオはキッドが一番カッコいい。シャロン・ストーンは大根らしいが英語だと全然まったく分からないので許す。

月に何度か明らかにツイてない日があって、明らかに今日がその日だった。まったくウンザリするが、明日を信じてATXレモンエンジェルプロジェクトは17日からだと覚え書き。