ごめんですんだらプリキュアはいらないわ!

カートゥーンネットワーク科学忍者隊ガッチャマン」「ギャラクター島の決闘」。当節失われて久しいアニメ的な演技もやり放題。異色作でも文句なしシリーズ随一の大傑作。あまりに大傑作すぎて言葉が空回りするので以下自重する。ちなみにシナリオ「ビーシー島の決闘」は南部博士と不良少年ジョーの邂逅が冗長だったり、総裁Xの新鋭メカ・メドゥサが登場したり、市長の官邸にジョーと臨んだアランがギャラクターに射殺されたりと結構いつものガッチャマンで、鳥海回のセオリー通りシノプシス以外あんまり共通項は見出せない。でもアラン神父とジョーが再会するシーンのあのセリフがある一点だけでも久保田圭司の甲斐あるいっぽんだったと思う。

ドキドキ!プリキュア」。その参入からこちら米村に足を引っ張られるように正直ずっと失速気味で、毎週まさにドキドキしながら観てたような按配だったけど、今週は久しぶりに胸がすくような快作になって救われる。やっぱりベテランの成田良美さんの筆つきは繊細でええのう。どっかのヒステリーとは大違いで、女性作家はこうではなくては。しかし女の子らの友情を描くのにジャリ番のドキドキが思慮深くて、成人向けのビビッドレッドなんとかやガルーズアンドなんとかが浅慮な気がするのはいかがなものか(個人の感想です)。

円谷プロの斜陽の原因の本が出るらしいけど、そんなもん成田先生の呪い以外にありえない。