得点は空前絶後の100点!

vakisim2013-04-17

WOWOWシネマデス・レース2000年」。バラエティに富んだ殺し方と倫理観ゼロの異常なテンション、それでいてどこか長閑なカントリームードが同じ2000を冠する「2000人の狂人(ゴードン・ルイス)」に通底するところがある大傑作。とりあえずスタローンのベストワークには死ぬる思いで胸毛処理して扮した甲斐あるマシンガン・ジョーを挙げてまったく問題ない。アイデアとロケーションだけで横溢するエスエフマインドにも痺れっぱなし。監督はアホ映画専門らしいポール・バーテル。製作は我らがロジャー・コーマンスペクトルマンもビックリの色鉛筆で描いたみたいなマットアートは「スターウォーズ」の日本上陸前夜の1975年。マックスのインターセプターのひゃくまんばいカッコいいフランケンシュタインのマシン、ザ・モンスター(お前はコンドールマンか)がいまだ商品化されないのは地球にある3794の謎のひとつだと思う。

ほんで画像は「白昼の幻想」のサウンドトラック。劇中、素っ裸のピーター・フォンダが嫁はんと恋人と手に手をとって楽ちいな〜ランラランララン♪と花畑をスキップする幻覚に流れる「Green And Gold」がどうしても聞きたくて勢いアマゾンで買ったけど、目当ての曲が入ってなかった場合をまったく考えてなかったのが自分らしい。フリッパーズ・ギターが「グルーヴ・チューブ」のイントロで丸パクリした「Flash, Bam, Pow」も当然みたいに収録。でもこっちは結構どうでもいい。

鳴子ハナハルの女の子らが見るからに「この売女ーッ!(ワイルドバンチ富田耕生の声で)」って感じの「翠星のガルガンティア」からフィードバックして、「ウォーターワールド」の再評価の機運が熟すること期待してやまない。