損して得とれでっせえ!

東映チャンネルの「タイガーマスク」は最終回「去りゆく虎」を放送。梶原原作と違うアプローチでアン・ハッピーエンドを模索した結果だったか知らん、反則の限りをつくしてタイガー・ザ・グレートを葬り去る伊達直人はなんべん見ても理解不能。でも小松原一男の作画が最高にカッコいいので許す。それにしても二代目は高岡拳太郎かケン坊のハズだった俺のタイガーが、どこの馬の骨とも知れん亜久竜夫だったのは心底ガッカリだった。

漫画ゴラクの「食いしん坊!」は、いまや怪人食いだおれトーナメントが節度ある描写で大変よろしい。そして連載当初のチンピラスタイルから想像できないヤング萬田はん編もついに完結目前の「ミナミの帝王」は、大阪商人は見るべき点が多い萬田はん本来の活躍を早く読みたいところ。

いまやミュージックグラフティと並んでいちばんお世話になっているHORROR TVにて「オーメン2・ダミアン」を放送。前作に照らした酷評は無理もないが、犠牲者の死に彩られてピカレスク・コミックのヒーローへと成長するダミアンの魅力は捨てがたい。しかし同局はコマーシャル部分がわかりやすいテレビ放送用のフィルムをまんま流して、“原則としてオリジナルのまま放送しております”のテロップはどないやねん。カンケーないけど今日、名神を走行中、ふと前の車のナンバープレートを見たら“6666”だった。1978年。

バカバカしい、日本勢は試合放棄して帰ってくるべき。