小次郎!敗れたり!

東映チャンネル「宮本武蔵・巌流島の決斗」。宮本武蔵の最終作でようやっと観る。昔のことなんで「七色仮面」みたく毎週くらいのスパンで全5作を上映してたのかと思ったら、実際は完成まで5年を要して、上映も前作から半年後の公開だったらしくてようやる。そしてそれだけの甲斐ある、見応えある大作に仕上がってるのも凄い。健さんの小次郎にいっこもいいシーンがないのも凄い。ウルトラに豪華な俳優陣のなか、デビューも同然の青影さんの存在感も凄い。内田吐夢監督で昭和40年。シリーズ通してずーっと武蔵をつけ狙っていた浪花千栄子のハナシも忘れずまとめる律儀さも昔の映画っぽくていい。機会があれば未見の一部と二部も観てみたい映画。