ミラノ

イマジカ、ぽっぽやじゃないほうの「鉄道員」。こないだ観た「自転車泥棒」と並んでイタリア超写実主義の精華になる映画らしいけど、こちらはオチすら予想できる、日本のホームドラマのようなありがちな展開で、それでいて作品を彩るすべてが不思議に格調高くて面白い。「自転車泥棒」に共通するのは子役がバツグンにいいこと。ピエトロ・ジェルミが監督に主演で1956年。得がたい友人を大切にしたくなる映画でもある。