戦わないための言い訳なんて、無限に考えつけるものなんだ!

秋田書店なのにサンデーコミックスや、児童雑誌のまぬけな記事(タロウがいなくなった地球を次に誰が守るか兄弟でもめるやつとか、テレパシーの周波数が違うからウルトラマンとサンダーマスクは共闘できないとか)が不思議でならなかったワタシから遅れること40年、ようやく世間も小学館がどんだけ読者を小馬鹿にしてるか気がついたらしい(つかダイアポロンも手元にあるしで正直いまさら雁屋哲小学館も、醜怪なバブルの残滓の美味しんぼなんかことさらどうでもいい)。

大塚康雄「作画汗まみれ・改訂最新版」読了。いちばん最初の単行本を読んで以来だから30年ぶりくらいとは言え、その内容のほとんどを、特にミヤさんの「千と千尋の神隠し」への違和感が、この本に所載の奥山玲子の「安寿と厨子王丸」への所感そのものだったことすら覚えてなかったのが恐ろしい。