愛と死と、憎悪が渦巻くメカニカルタウン！

ザ・シネマ「真昼の決闘」。正午を目指して観客と映画の世界の時間がリンクする、たぶん「危機一髪！S.G.M」の元ネタになった映画。そして無法者が全滅した途端にゲーリー・クーパーを糾弾したり放逐していた住人らが大挙して歓声をあげる、その日和見にもほどがある、なんか釈然としないラストシーンをたぶん富やんが「燃える宇宙」で丸パクリしてる映画。この映画に限っては無敵の美貌のグレース・ケリーより、脇役のケティ・フラドのキャラクター勝ちではないかと思う。ミラー一家との対決を期して助っ人を探して町中をさ迷うゲーリー・クーパーの背中にも男泣き。フレッド・ジンネマン監督で1952年。

日本映画専門チャンネル「金閣寺」。ATG！京都！篠田三郎！柴俊夫！三島由紀夫！それだけでワタシ的にはボロ勝ちの映画。でもひと様には絶対におススメしたくない、陰気臭いにもほどがある映画。前にも書いた気がするけど篠田三郎の頑迷な青春像は明暗どっちに傾いても圧倒的。あと篠田を淫蕩にそそのかす(中川信夫の「地獄」の沼田曜一を髣髴とさせる)柏木が、どっかで見た顔に聞いた声だと思ったら紅林刑事の横光克彦だった。高林陽一監督で1976年。

アニマックスのVガンダム。やっぱシャクティはええのう。もしいま例の水浴びシーンのセルがヤフオクなんかに出たらそれこそ取り返しのつかんことになるやもしれん。マーベットさんの白石文子さんは諸般の事情で引退されたそうだけど、黒田由美さんっていまなんかやってんのかしらん。あとシュラク隊のマヘリアさんがまるたまりなんてさすが富やん、反則にもほどがある。