1ドルで楽しむべ

日本映画専門チャンネル「豹は走った」。ちなみに豹はジャガーと読むけど、豹ってパンサーじゃねえの?とか気にしてはいけない。アメリカに亡命する独裁者を巡ってメダリストの加山雄三と殺し屋の田宮二郎が対決する映画で、序盤は180キロで疾駆する改造ワーゲンや、1分で高橋長英が飛んでくるブザー付き腕時計の珍兵器が登場したりで大丈夫かおい!と思ったけど、蓋を開けるとこれが全編スタイリッシュでかなり面白い映画に仕上がっていた。難点を言えばわき役のみなさん揃って潔く即死だったのに、両雄の一騎打ちだけやたら長かったことくらいかしらん。しかし昭和のクールガイの田宮に比べるともっさりした加山のカッコ悪いこと。だいたいタイトルのジャガーが田宮って時点でどう見ても主役は田宮なんだけど、それでもやっぱり東宝映画、どんなにボロ負けでも生き残るのは加山と言う納得いかないオチがつく。しかし田宮のライフル捌きは本当にビックリするほどカッコいい。サスガに後年、猟銃自殺するだけのことはあると妙に納得する。西村潔監督で1970年。タイトルクレジットで楽しみにしていた草野大悟はチョイ役でちょっとガッカリ。

破綻のニュースでデトロイト市がマジもんの犯罪都市だったと知ってビックリした。そらロボコップも要るわ!

なんでジブリアニメのキャラって背広でもドレスでも学生服でもナニ着ても質感がモンペみたいなんかしらん。映画のくせ、ぶっちゃけそのへんのテレビアニメよりヘタクソなんじゃね?