IF YOU ARE PASSING BY THAT WAY

日本映画専門チャンネル青春の殺人者」。下着姿で迫ってくる市原悦子、そして主役の水谷豊を巡る事象のすべてがグロテスクで、出来は凄いけど精神衛生上ヒジョーによろしくない映画。寡聞にして音楽がゴダイゴと知らなくて、メインタイトルに「想い出を君に託そう」が流れたときはちょっと感動してしまった。あと三つ編み大好きクラブ的に回想シーンの原田美枝子の三つ編み姿が(いちじくの汁をウェイランド社のアンドロイドみたく口から垂れ流すのはどうかと思ったが)拾いものだった。1976年。

ところで長谷川和彦っていまだ「青春の殺人者」と「太陽を盗んだ男」の2本しか撮ってないらしいと知って、デビュー作が最高傑作と評されながらやっぱり「ザ・チャイルド」と「象牙色のアイドル」の2本しか撮ってないセオドールを思い出した。

スーパーチャンネルでやってるサンダーバード。2号のコンテナの塗装の筆ムラまで見分けられる画質はいささかやりすぎではないかと。