トンキーちゃん

日本映画専門チャンネルの「象」。このタイトルから「かわいそうな象」の映画と夢にも思わなかった自分がどうかしてるんだろうが、あらかじめ知ってたら観なかったのに!そんで途中でトンキーちゃんを仙台に搬送するハナシが出たりして、すわハッピーエンドかと喜んだらやっぱり(ほぼ)原作の通りの顛末。でも素晴らしく出来のいい映画だった。えのけん最高。あと河内桃子ゴジラんときのひゃくばい可愛かった。

同チャンネルの「股旅」。市川崑監督で、木枯し紋次郎の1話と3話を足して紋次郎を引いたような映画。そのせいか頓死する高橋長英と尾藤イサオがダブって見える。でも小倉一郎やあきらまんまのショーケンの愛嬌のおかげさま、底抜けに陰惨な展開が不思議とまったく苦にならない、実に面白い映画だった。紋次郎のオープニングをブロウアップしたみたいなロケーションや和太鼓の音楽も最高。ところで山口暁ってどこに出てたんかしらん。ショーケンを襲う三人組の一人?

チャンネルNECO吉永小百合の「伊豆の踊子」。主役の高橋英樹よりチョイ役(しかもモノクロ)のアイアンキングのが先にクレジットされる謎。ええもんか悪もんかワカラン郷?治が実にカッコいい。しかし日本の文学でいちばん好きな「伊豆の踊子」は佃煮にするほど映像化されてんのに、海外でいちばん好きな「車輪の下」ってなんで映画にすらなってないのかしらん。

ホームドラマチャンネルのケーキ屋ケンちゃん。サンダーマスクのフレンズに勝るとも劣らない謎バンドのハイ・ソサエティーが帰ってくる。でも例によってドラマの好転にまったく作用しないナミダくんが全部持ってった感じ?

クラシカジャパン。ジャンメール&ヌレエフ『若者と死』。まさかと思ったが劇中で何度も繰り返すツインテールのポーズが売りのひとつだったらしい。バレエってさっぱりわからんけど案外面白いですよ?

オスプレイは赤と銀の円谷カラーにすると人気が出るかも知れませんよ?

トルストイ「人はなんで生きるか」読了。なんかヨーロッパの文学って聖書を熟読してからお読みください!って雰囲気があるよね。

同じくトルストイ「光あるうちに光の中を歩め」読了。アレックス的な視点で面白かった。