服だと思って根性で立てッ!

渥美清が着ぐるみ俳優を演じる衛星劇場の「泣いてたまるか・ああ怪獣日本一」は、密かに期待した破李拳竜の「待ていッ!その怪獣は俺が演るッ!」みたいなノリではなかったが、最終クールのアトラク向きウルトラマン怪獣がいっぱい登場して、顛末も明朗な楽しい一編だった。しかし着ぐるみ俳優が主役のドラマってのも考えたら凄い。当時の世情に如何に怪獣が不可欠だったか映し出してるよう。

歌謡ポップスチャンネルの「あの頃、この歌」の前衛芸術のニュース映像で、チビラくんほかでお馴染み百目ビルの日常が登場。なかなかの拾い物だったけど、しかし回顧趣味は兎も角、カラーフィルムまでわざわざモノクロにする趣向はいかがなものか。沖縄海洋博覧会会場へ曳航されるアクアポリスのニュースなんて是非カラーで見たかった。