巨大格闘人間

vakisim2010-07-01

手元に残してある数少ない漫画のひとつ、チャンピョンコミックスのブラックジャックを久しぶりに読み返してみたら、以前から好きだったハナシはもとより、なんか昔はどうってことなかったハナシでもやたら泣けてしまう。歳とったからかなあ。あとこの頃の手塚治虫の描く女の子って妙にエッチで可愛いけど、なかでもギッデオン伯爵夫人とミチルちゃんのコケティッシュな魅力は真奈美ちゃんもかくやで、モゥ異常と言わざるを得ない。

サイテーの特撮番組と聞かれてまずいちばんに思い浮かぶのがNECOで放送中のアイゼンボーグであるのはまあ間違いないと改めて見て思う。番組に哲学のカケラもないのはアイゼンボーの登場を待つまでもない、まだボーンフリーPart2のタイトルだった企画書のテーマ「アカデミックだったボーンフリーから一転、隊員と恐竜をアンチの関係にする。これに伴い意識して善玉扱いだった恐竜も、まったく度し難い太古の不気味な生き物であると設定する。このカッコいい善が憎い悪を打ちのめす構成で子供らの人気獲得も間違いなし!(抜粋)」に明らかで、サスガはノボル、まったく開いた口が塞がらない。無論、いずれ放送される最終回もあらゆる特撮番組のワーストワンに輝くこと間違いないので必見。

しかしこんな番組にどんな経緯で高際和雄が参加したんかしらん。タイガーセブンの藤川センセは番組の格調高さに実力以上の腕を奮ったけど、アイゼンの高際センセは周囲ともども番組の低俗さに見事なまで足を引っ張られてるよな。

人間交差点」と「黄昏流星群」をまとめて読む機会に恵まれる。そんでやっぱり後者のボロ勝ち。