筋肉令嬢100万ボルト

仮面ライダーカブト続き。実際、先週までサソードゼクターとキャストオフライダーのサソードは買う気まんまんだったところ、今週ぶんのおかげですっかりその気が失せてしまったのは井上敏樹の営業妨害ではないのか知らん。しかしサソードガタックもドレイクもネーミングのカッコ悪さはたたごとではない。なかでもガタックなんかモゥ笑うしかないが、唯一カッコいいのが一番どうでもいいザ・ビーなのはどないやねん。とかくこの世はままならぬ。

ポロリン買いの金策に伴う読書危機に備えて古本屋でいっさつひゃくえんで買い込んでいたスーパーダッシュ文庫の「R.O.D」を、通勤電車内ではいかにも気恥ずかしいイラストページをすっ飛ばしながら読んでみる。感想は詳細省いてひゃくえんならまあ許せる程度。でも筆村嵐VS読子はダメすぎてかえって面白かった。

ホームドラマチャンネルのスターウルフは「危険な宇宙案内人」から、マイフェイバリットの村松克己演じるヨローリン大尉が登場。若槻トリプルファター文三のスマートなSF観を得て、俄然、盛り上がってくるアストロノーティカ・ドラマから目が離せない。「スターウォーズ」人気に当て込んでもそのエピゴーネンに終わらなかったスターウルフの、あの頃の円谷プロの気概はいまや見る影もない。

新解釈かなんか知らん、少年マガジンで「巨人の星」のリメイクが始まるらしい。終始、飛雄馬で遊んでいただけの花形満が時代の趨勢で主役に成り上がったのはともかく、あんな絵で「巨人の星」を名乗るとはおこがましいにもほどがある。人間はこれほど恥知らずになれるのか。「野球の王子様」でやれ。