「待て星矢」

vakisim2006-06-26

フィジカル映画かと思ったらメンタル映画だった「ファイトクラブ」のオープニングみたく始まったまじぽか最終回。ベムスターよろしく無理から尺をあわせたような内容はどうでもいいが、ラスト2話でいきなり善玉に寝返ったゆうまはどないやねん。お前はギラニク様か。ついでにいまさら届いたDVDボックスの特典エピソードは、じいさんとばあさんがかるま龍狼を髣髴とさせたり作画はもとより背景まで手抜きだったりサスガはオマケのヘボっぷり。それでもまじぽかの基調を描いて悪くない印象で、どうせなら春日研究所の看板には“キチガイ”と書いてあれば実相寺的にもモアベターだった。ところで番組が終わってみればまじぽかのドラゴン紫龍ことりるがベスト・フェイバリットになる番狂わせな結果は、狼男大好きクラブとは言え自身ビックリマンである。

デモンベインはセリフからシチュエーションからロジックに過ぎて笑ってしまう。

神様家族」は心のアニメーターの一人・上條修が演出で登場。そのせいか知らん、今週は随分見やすかったが、ボルト・クランク(あるいはスッパマン)声のパパさんはともかく、御大の手が入ってもママさんはウザいにもほどがある。

バットマンのサブタイトルよろしく井上退場、米村入場で嫌味もせいぜいドロンパ並になったサソリ男を筆頭、キャラクターに一様に人間性が返り咲き、ヒーロー番組の基調が見事に復元された感のある仮面ライダーカブト。ヒーローのプレミアムも過不足なく、ドレイクとサソードで諦観していた番組への興味をガタックだけで一挙に盛り立てる。こうなると黄金・白銀・青銅の仮面ライダーを揃えた劇場版が米村脚本であること期待せずにいられない。でも見てるだけでバカがうつりそうなボウケン戦隊は遠慮したい(特に黄色)。