戦え!久里虫太郎

学校の怪談とか都市伝説とか、なんかクソみたいなプログラムばかりになってガッカリのホラーチャンネルを解約してスターチャンネルに再加入。まずは地上波放映版(ちゃんとCM部分で画面が暗くなる)の「マッドマックス」を20年ぶりぐらいに見る。ご存知マックスが安原義人でグースが富山敬のやつ。シンプルは正義を体現するようなバイオレンス・アクションの決定版で、最新鋭マシンの黒のインターセプターを前に“こいつはまさに走るためにだけ生まれてきたモンスターだぜ!”の台詞もイカしてる(車なのに)。でも自分ならメル・ギブソンの子供の誘拐なんて恐ろしいこと、とてもじゃないができません。1979年。

ファミ劇ウルトラマンエースは「三億年超獣出現!」を放送。市川森一が「コレクター」や「ドリアン・グレイの肖像」をモチーフの一端としたプロットはエースでは珍しく悪くない。むしろ糾弾すべきは藤川桂介がこれをたった半年後にサンダーマスクでそのまんまパクったことだと思う。巨大な着ぐるみでも全然間延びしない造形の初期超獣軍団でもシブいイメージのガランは、東芝の混載LPレコードのエースと対峙したスチルも大好きだった。

チャンネルNECOの「青春山河・愛と誠」は、「権現橋の対決」と「ゴリラの影」を放送。なかなか見せない姿にヤキモキさせられる座王権太の登場を、次回、グループを寝返って萌えキャラにヘンシンするガム子の活躍とも期待したい。ところで岩清水くんが愛に作ったビーフシチューに「シチューはわざと八分目まで煮込んである、目が覚めて火を通すとパーフェクト」の手紙が原作通り添えてあったのは、キューブリックの「時計じかけのオレンジ」の労働者の壁画にこれも原作通りラクガキしてあるのに似た感動がない?一方、丸坊主のあごひげで素肌に学生服のうえ眼帯のテレビオリジナル花園高生もいい味を出している

コミケは当選。M46aにてお待ちしておりますですだすどすでございます(ジダンダ調)