すっから母さん

vakisim2005-11-10

スターチャンネル・クラシックに加入して以来、映画ばかり見るようになってますます!(石橋正次浜田光夫調)時間がない。こちらは新装開店した吹き替えチャンネルのインディアナ(断じてインディではない)ジョーンズ・シリーズ3部作から、ロードショウで見た活劇映画ではいまだにイチバン面白い「レイダース・失われた聖櫃」は無論、それを越えられなかった続編2本にもいまどきの映画にない、紛いものでない面白さが全編に横溢している。また「スターウォーズ」みたくダラダラ続けることが出来なかったぶん、インディアナ・ジョーンズの新時代のヒーロー像は魅力が劣化せず、やがて永遠のものになり得た感がある。ついでに同作にはシアトルの老舗の帽子屋にてインディアナと同じステットソンのフェルト帽を買ったとき、なかなかサイズがなくて“あなたはインディアナより頭が大きいのネ!”とブロンドの店員さんに笑われた思い出もある。

ファミ劇のウルトラ情報局にて真船禎のインタビューを見てしまった。ウルトラシリーズでは岡村精や深沢清澄、山際永三と並ぶマイ・フェイバリット演出家にて、以前の山際永三のそれ以上に大後悔。パッショーネのボスも言っている、恐怖はいつも過去からやってくる。茶飲み話としては面白い大泉晃のセリフ云々は兎も角、本編さえ見れば猫でも解かるプルーマの作品解説と、あくまで変化球だったウルトラシリーズよりも、喩え途中下車でも“まふねてい”がスタンダードだった恐るべき幻想番組「バンパイヤ」のことをすっかり忘れてるご様子なのは参った。自分だけ不幸になるのもなんなので、同じくらい真船に陶酔している出張中の相棒に真船の画像つきで教えてやったら、やっぱり怒られた。しかもかなりハゲしく。
添付画像はコレクション。市川森一の筆になる「悪魔と天使の間に…」の生原稿の最終ページ。