ジャーンジャジャーン(ウインスペクター!)

vakisim2005-11-05

こればっかしの「地球爆破作戦」とジェーン・フォンダのバカ映画「バーバレラ」目当てで加入したスターチャンネル・クラシックにて、ジョン・バダムの「ウォー・ゲーム」をやってたが、これがロードショウの失望そのままのくだらなさ。50年代から続く冷戦パラノイア米映画のラインナップでも、コンピューターが全面核戦争をあずかる脅威は「地球爆破作戦」と共通テーマと言えなくもないが、無論、テンションは比べるべくもない。ついでにヤフオクの入札時間まで忘れてしまって、まさに踏んだり蹴ったりである。それでも「ウォー・ゲーム」を劇場で見た頃、いちばん映画館に通った80年〜90年代前半は、まだ映画にそれなりの期待もあったが、実はそのあと何にもなかったのは、当節のダメのダメダメなラインナップに明らかである。画像は「バーバレラ」の、本国版よりひゃくまんばいカッコいい日本版ポスター。

東映チャンネルの「機動刑事ジバン」がインチキ雨宮怪人のギバノイドに、田村直人と五十嵐まゆみコンビのコスチューム(しかも間下このみはバイオロンに拉致監禁される以前より一段と太っている)に象徴される品のない最終回を迎えて、当時のラインナップ通り「特警ウインスペクター」がスタート。そのパイロット版「赤ちゃん暴走!」がシリーズでもいきなり圧倒的な面白さなのは問題だが、ラスト3分、まさに赤く燃える新しいヒーロー・ファイヤーの登場は実に感動的である。ちなみに音楽面も主題歌で終わってる感のあるウインスペクターは、フランス版の主題歌もなかなか頑張っててカッコいいのはマメ知識。