ストリンガーレクイエム

vakisim2005-10-19

映画のマジレンジャーでギルハカイダーみたいな扱いだったウルザードはひょっとしたら兄弟の親父ではないか知らんと思ってたら、響鬼を見るのに5分早くテレビつけたらまんま親父だった。

明子姉ちゃんを髣髴とさせるキリヤの梶原節をもって、白倉版「仮面ライダー響鬼」は、甘気このうえない高寺版と完全に決別した感がある。鎧が変身忍者なら、朱鬼はアンドロ仮面かしら?

こちらは舞台が学校に移って、キャプテンウルトラの第2クールよろしく新キャラ続々シリーズにシフトした「おねがいマイメロディ」の今週ぶんは、クラスの女子がすべて男子にセックス・チェンジするとんでもないハナシで、サンリオの懐の広さに驚かされる。とりあえずポロリン賢もラブラブ教室のクラスメートに入れていただきたい。

凄いと評判の「ウルトラマンマックス」の今月の2編を、録画し損ねたガンパレ2のついでに例によってKKK氏に送ってもらったが、その起点がアマチュアフィルムの円谷プロウルトラマンは、いまだに純文学を引き摺って、こっ恥ずかしくてとても見てられない。頑張ってはいるトクサツも、肝心のマックスがチンドン屋みたいではどうしようもない。

そしてディスクのメインディッシュのガンパレ2こと「ガンパレード・オーケストラ」は、楽しみにしていた女性陣もヒロイン以外はかなりどうでもよくて、前作に増して地味になったキャラと世界観は、やっぱり舞台が南国から一転、北国になったからか知らん。(有馬記念的には「猫耳慰安旅行」から「猫耳八甲田山」への転身に似る)

チャンネルNECOで始まっていた「六神合体ゴッドマーズ」は、荒木伸吾の正当後継者で、若干23歳だった本橋秀之の作画がいま見ても最高にカッコ良く、藤川桂介のシナリオはいつ見ても最低にくだらない。

第1話よりは第2話だと思ってた舞ヒメゼットはご多分に漏れず、ロッテ優勝の煽りをうけて見損ねた。しかもヘタに7分だけ録画できてたぶん、かえってストレスがたまる。

アニマックスで「空手バカ一代」が始まっていたとはツユ知らず。おかげで4クール弱で4本しかない貴重な作画の良いいっぽん、第1回を録り逃してしまった。東京ムービーの諸作品では「赤胴鈴之助(こっちは時代劇専門チャンネルで最近放送してたのを知らなかった)」とも珍しくシリーズ通して面白い「空手バカ一代」は、ほんとのバカ番組だった「荒野の少年イサム」の豪華作画陣と入れ替えて欲しかった。