勉強が足りんよ勉強が！

伊吹隊長の新田警部のペギー葉山の根上淳が逝去。これで昭和ウルトラマンの隊長の生き残りは井坂十蔵こと瑳川哲朗と乙骨三四郎ことジン・ナカヤマだけになった。合掌。

ファミ劇の大鉄人17「消えたワンセブン・謎のヘルメット」は、30分かけてヘルメットの解明に挑み、結局なにも分からないとんでもないハナシ。しかしこの緩慢さこそ、三郎少年と大鉄人ワンセブンの壮大なディスカッション・ドラマの枢軸である。今回初登場になる、企画時点では宮内洋のキャスティングもあった剣持隊長は、ヒーローの初心たる三郎少年とワンセブンの代行者として申しぶんない智将で、対するキャプテン・ゴメスとの一対一の男の対決は、少年たちの内的志向と永遠の理想を充分満たしている。

マジレンジャーに限ったことでない、そして松田優作が「太陽にほえろ！」をやめた理由だかなんだか、ヒーロー番組から刑事ドラマまで、複数主人公の番組の大勢は、ひとつの台詞を分割する手法がアタマが悪くて見ていられない。

何かありそうで何もなかった今週の仮面ライダー響鬼。

深夜番組らしいアダルトな作風に稚気愛すべきキャラクターやハナシのコントラストが楽しい「牙狼」は、魔戒騎士“牙狼”も（とんまなＣＧはともかく）トリプルファイターばりのプレミアムがよし。

高い砦氏によれば新発売なったトレンチガンは、アキバだと「トリエラの銃」として売られているとかで、カッコいい。