骸骨島

vakisim2005-09-13

滅多にソフトを買わないポロリン賢がゲーリーアンダーソン作品の海賊版っぽいディスクを買ったワケは、なんたって「プロテクター電光石火」のテーマソングが収録されていた1点につきる。チンケな歌詞を70年代の安っぽいメロディに乗せて、どっかの英国歌手がトム・ジョーンズばりに調子こいて歌ってるこいつがあればUFOもスカーレットもいらない。つかテラホークスはホークウイングの発進部分なんかオミットされたショートバージョンだし、ロンドン指令Xはマスターテープのコンディションがなんかしら悪かった。ついでにスペース1999の第2シーズンのテーマは(Greatest Science Fiction Hits IIIの)パチモンのがひゃくまんばいカッコいいのはマメ知識。ちなみにスパイものにロバート・ボーン主演なら当然なんかありそうで実はなんにもなかった「プロテクター電光石火」は、今後2度と見れなくてもまったく差し支えないような、そんな番組だった。

ヒロインたちが自立している点が好感度高い「あまえないでよっ!」もATXは今週で終了。面白いなんて言えるはずもない番組だったが、導入部としては実相寺昭雄が演出したシルバー仮面の第1話の序盤のそれに拮抗し得る、その第1話の食事シーンの情報量は大いに評価できる。

再放送でもビデオクラフトと東映動画のコラボレーション・アニメに馴染んだ世代には、キングコングはあくまでも「ともだちさ」である。その魅力を完全再現した1967年製のソフビ人形がずっと欲しかったが、コンディションにこだわったら内外のオークションからショップも含めてもう何体見送ったやら分からない。その甲斐あって今回のモノはボディいっぱいに吹かれた銀色も目玉の緑青も見たことないような極美品で、値段もそれなりだったが迷わず(本当は5分ほど迷った)買い。これでようやく嵐も津波も恐竜も怖くなくなった。怖いのはカード会社の請求だけだ。このソフビを初めて見たとき、乳首のピンクをラクガキと思ったのも懐かしい。ところで年末公開のハリウッドネタ切れシリーズ、ピータージャクソン版キングコングは、予告を見る限りやっぱりアニメで萎え。