発射よろし

キッズステーション「風のように雲のように」。鳥海監督のたぶん唯一の傑作ギャルアニメ。なかんずく井上遥のコウヨウが最高。マリバロン直後の高畑淳子が演じるタミューンもいい。しかし近藤勝也が描いてるこれとか高坂希太郎の茄子とか、宮さん以外が監督やってるジブリっぽいアニメのが本家のどれより遥かに面白いってどないやねんと。1990年。

フランクル「夜と霧」読了。序盤の解説が強烈に過ぎて肝心の本文が弱くなった感があるけど、とまれほかに類を見ない貴重な一冊だと思う。久しぶりに本棚に残しておきたい。

本といえばたまにはこんなんもいいかと思って買った「これは経費で落ちません」とか言う本がそれこそゴミカスみたいな文章で20ページほど読んでゴミ箱行き。買ったワタシがバカタリさまだったのは言うまでもないけど、この手のもんが受けてるのを聞くたび観るたび、世界で最も暢気なアドベンチャー映画「ラビリンス」に登場する、悪臭の沼に巣食ううち、その悪臭がいい臭いみたいに思いこんでるモンスターを思い出さずにいられない。

ヨドバシでまさかの「毛の生えた拳銃」と「裏切りの季節」のDVDを見つけてびっくりして、肝心の「蒼いフィルム・品定め」も探したけど当然みたいになくてさびしい気分に。