汀夏子、左幸子

衛星劇場「にっぽん昆虫記」。せんぐら本描いてる自分が言うのもなんだけど、前半は訛りが強すぎてセリフがほとんど聞き取れなくてイライラする。今村監督のリアル志向もほどほどにしていただきたい。この映画の唯一の良心と言いたい吉村実子がパトロン河津清三郎に寝取られる展開になるかと思いきや、まんまと河津を出し抜いてちゃんと開拓団の恋人のもとに帰るのがいい。でも左幸子飢餓海峡のが良かったキガとシャレてみる。そして長門裕之はやっぱりろくでもない役回りだった。1963年。ちなみに昆虫は冒頭のマイマイカブリ以外でてきません。

DVD「5月の7日間」。空軍将校のランカスターが打倒露助を期してクーデターを惹起しようとするハナシで、1960年代中盤からスターウォーズの登場まで勃興したポリティカル・エスエフのラインナップで唯一観てなかった映画。フランケンハイマー監督とランカスター主演で間違いのある筈がないと楽しみにして観たら、なんか全編ビミョーでがっかりだよ!やっぱり1963年。