チーフサラマンダースピーキング

カレル・チャペックの「山椒魚戦争」と「ロボット(ロッサムのユニバーサル・ロボット)」読了。戯曲の「ロボット」を勇躍発展させた長編小説の「山椒魚戦争」から読んだのは明らかに間違ってたけど、両者とも素晴らしく知的かつユーモラスで面白かった。実際いまだ興奮さめやらぬ、斬新な設定や思想にまったく古さを感じさせないのも凄い。ちなみにロボットは笛吹いてるプロフェッサー・ギルの横に並んでるデメくんみたいな箱型ロボットを想像していたら、むしろレプリカントみたいな生体ロボットでビックリした。エスエフにも情緒が必要不可欠と思ってるひとにおすすめ。

ロバート・B・パーカーの「プロフェッショナル」も読了。スペンサー・シリーズの1冊とかで、タイトルに惹かれてこれだけ読んでみたけど、まあ時間潰しくらいには良いかも知れない(そして潰すような時間のない自分には実にムダな1冊であった)。

当時以来のゴッドシグマの文芸が全然まったく間違いないことが判明して、トライダー、バルディオスと、同時期のロボットアニメではイデオンがいちばん意味不明なことがこれまた判明して、富やんダメになるのが早すぎるのではないか(発動編だけは傑作だけど)。