オッス!オラ悟空!

かぐや姫」はああ、なるほどかぐや姫のハナシですねえ、ほんで?と言った風情でこれと言った感慨もなかったけど、いまだに東映長編まんまの動かし方はサスガ高畑勲ジブリ腐れした宮さんとは一線を画してるなあと改めて思ったような次第。

東映チャンネルのボルテスV。以前に身代わりロボットで騙された怒りもあって人質の剛博士にかまわずスカールークに容赦ない攻撃を加えるボルテスと、その息子らの戦いぶりに感涙する剛博士が圧巻過ぎる。それだけに谷口守泰が入ってボルテス的にヘタクソな作画がもったいない。帰れ!

作画と言えば同局の鬼太郎(どうでもいいけど演じる大半が痴呆役の野沢雅子でこれほど知性を感じさせる鬼太郎のキャラって素晴らしい)で、タイガーみたいな血飛沫はともかくバカボンっぽいキャラが登場すると間違いなく小松原作画なのはなぜだ?(デビルマンのドローとかも)

同局のバイクロッサー。今週はセオドールの「ザ・チャイルド」を髣髴とさせる恐るべきプロットに太鼓の音で原人化する子役らの迫真の演技、さらに後半戦だけでサブタイトルから予想もつかない女たちの三つ巴の戦いを消化する密度が凄い「あけみ神様になる」がとにかく圧巻。バイクロッサーはいいぞ!(特に奥中と東條のふたりだけで回してるところがいい)