マジンガーZ!お前はまだ戦えるはずだ!

周到にもほどがある東映チャンネルのボルテスVは怒涛の三部作の逆転と完結編まで。満身創痍があまつさえ拘束具を引きちぎっても出撃するボルテスチームの描写はのっぴきならなくて当然の地球防衛の要として圧巻で、そんな民間人の死闘は続く(そしてこれでボルテスから富やんが抜ける)ザンボットの最終回で極まることになるけど、ジャリ番ではサスガにキツいと思ったのかかしらん、以降は超人や軍人や西部劇になってしまったのは残念。そんなかでもダンバインの武士道だけはちょっと捻ってて面白かった(ハナシは絶望的に面白くないけど)。

ちなみにボルテスはぬえが関わったコン・バトラーに比べるとデザインではいささか負けてるけど、ポピーはまたやりました、マシンダーやプラモを見る限り玩具にはこちらのが格段に向いているのではないかと思う。丸型ロボットが日本でいちばん上手い小松原先生を向こうに、箱型ロボットが日本でいちばん上手いやっさんにもボルテスを描いていただきたかったなあ(ちなみに箱型も丸型も下手なのが荒木センセ)。

同局のマジンガーZ藤川桂介が幕を引く最終回。高久御大の対暗黒大将軍と比べると甲児くんのキャラとかその猥雑さに唖然とすることうけあい。