カリュウドに証拠はいらない

日本映画専門チャンネル「茄子・スーツケースの渡り鳥」。かつて「愛の若草物語」のジョウがもんどり返るくらい好きだったワタシにとって、そのデラックス版のひかるちゃんだけでもお腹いっぱいのアニメ。そこんところを差っぴいても2作目らしい謙虚さとアイデアを湛えた文句なしの傑作。ルパンとチエちゃんとしんちゃん(特にザンコーニ)を足して3で割ったみたいな作画も最高。描く!撮る!走る!で、多才にもほどがある高坂希太郎監督で2003年。

ジョウと言えば激烈に上手かった山崎登志樹さんっていまなにやってんのかしら。

前作が本格的に山に登るぞ!オー!ってところで終わって、お前は実写版ドカベンか!と思ってた「ヤマノススメ」が15分にパワーアップして帰ってきたのは嬉しいけど、やっぱりこのアニメは5分くらいが身の丈にあってたような気がする。とりあえず今度こそ最終回はアイガーかピレネーくらい征服して終わっていただきたい。