ひっじょーにキビシーッ!

日本映画専門チャンネル「逃れの街」。どんな映画でもなぜか途端にATGっぽくなる水谷豊の主演と、必殺シリーズ以外はハズレがないと思う工藤栄一の監督で楽しみに観始めたら「原作・北方謙三」のテロップでどないねんと思ったけど、ハナシはともかく凝った画面が多くて見飽きない楽しい映画だった。なかんずく水谷と財津一郎の死闘が圧巻。財津の血で噴水が赤く染まるシーンは「女囚さそり・第41雑居房」の渓流のシーン以来の衝撃だった。しかし島田紳助を火葬するシーンが同年夏公開のジェダイの復讐のラストシーンとまったく同じだったのは偶然の一致なのかしらん。熱中時代以前の乾亨のファースト・インプレッションのおかげさまで恒常的にギラギラしてないと許されない(相棒なんて冗談ではない!)水谷豊はこの映画くらいがギリギリだと思う1983年。あと美術がたぶんあの高橋章だったけど、これと言ってショッカーっぽいところはありませんでした。

予約したはずのWUGの3巻が待てど暮らせど届かないので例によって発売が遅れてんのかしら?と注文履歴を調べたら予約してたのが4巻以降だったと言うこの恐るべきトリック!