しかしここは文明人として大人しく振舞おうではないか

トクサツだけやたら良くてもゴミはしょせんゴミであること如実とした一点で珍重したい「ウルトラマンA」がWOWOWでスタート。改めて観てもこれほど子供をバカにした怪獣番組もそうないのではないか。ちなみにエースの前には順当に「帰ってきたウルトラマン」をやってたらしいけど、フィルムの質感が命の新マンをハイビジョン化するセンスは「シルバー仮面」をハイビジョン化するセンスより理解不能

選抜のどっかのチームのブラスバンドの応援曲が「とべ!バリブルーン」ってなんでやねんと(カッコいいけどな!)。

そしてイントロがカッコいい「とべ!バリブルーン」と言えばシャッフルで聞いてるウォークマンで「ファイヤーマン」「ハカイダーの歌」「仮面ライダー讃歌」と続いてドラム大好きクラブの自分は歩きながらイキそうになったと言う実にどうでもいいハナシ。

ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」読了。古典と言っていい小説なのに、主人公ハンバート・ハンバートの少女ドロレス・ヘイズことロリータへの視線が(「私はセックスには関心がないのだ」と言い切ってるけど)あまりにも倒錯的で驚いた。小説自体はバージェスやサリンジャーと同じ言葉遊びに終始したような印象で読み飽きず、巻末付録のマニアックな注釈も楽しめた反面、全体の流れがジャンクにすぎて全然つかめなかったのは難点。と言うわけで600ページはボリュームありすぎだけどいずれ読み直してみたい一冊。ちなみに嫌いな大江健三郎が寄せるあとがきは読んでません。

ところでヒロイン?ドロレス・ヘイズのネーミングに「ザ・ブロックバスター(たぶんグラフィックはキリヤマ太一先生)」のアメリカ代表の女の子を思い出した人はポロリン賢とおトモダチになりまショウ。