熱中時代に火がついた!

日本映画専門チャンネル「幸福」。熱中時代(ちなみに草笛光子も出てる)と同じ演技の水谷豊が主演の刑事モノのふりをした親子モノ。どこの古本屋にも必ずあるマクベインの「87分署シリーズ」の一編を情緒たっぷりに翻案した内容と、カッコいい映像と達者なキャストで2時間あっと言う間の面白さ。前者は昭和のパワーや風情で息吹く街並みがとにかく圧巻。後者は特に実写版ドカベンの永島キャプテンくらいしか馴染みのなかった永島敏行がこんなに上手いとは思わなかった。その永島が婚約者の中原理恵をなじられて市原悦子(ちなみに常田富士男も出てる)に掴みかかるシーンの気持ちの分かること。あとチョイ役だけど加藤武がなんかヒジョーに濃くて印象に残った。市川崑監督で1981年。ついでに主題歌はヤフオクで「ボーンフリー」を検索すると「ボーンフリー・スピリット」のレコードがいっぱい出てきてイライラするロブ・バード。和田夏十の名前がすでに脚本になかったのはちょっと寂しかった。

オープニングのスクリュークラッシャーパンチとサンダーブレークの応酬を見るたびチビりそうになる東映チャンネルの「UFOロボグレンダイザー対グレートマジンガー」。小松原アンド友永アンド湖川センセの作画は文句があるはずもない。でも藤川桂介で原作版のデュークの怨敵・バレンドスまで登場させながら当たり前のように甲児くんが主役のハナシはどうでもいい。

友永と言えばATXを流してるとノブナガザフールに二宮センセや加藤茂の名前があったり、ZXに友永和秀がいたりしてびっくりする。いまはそんな感じなの?