ビギン

デイビッド・ブリン「ポストマン(改訳版)」読了。同タイトルで駄作の誉れ高い映画は未見で、同じケビン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」や「ウォーターワールド」から拝借した西部劇やエスエフのイメージのおかげさま主人公のゴードンがポストマンにでっちあげられていく中盤くらいまでは面白く読めたけど、なんか喋るコンピューターや、エネルギーを感知して攻撃するコンギスター軍団の静止衛星&オメガミサイルみたいなレーザー衛星、強化改造人間が続々と登場するあたりからどうでもよくなった。そしてラストは村野武範ばりに「ウーマン・リブを粉砕だ!」みたいなオチでどないねんと。あとがきによれば映画化されたのは前半だけらしくて正解。

映画と言えばどっかでなぜみんな映画館に行かなくなったか?みたいなハナシがあったけど、そら映画が世界的に面白くなくなったから以外に理由があるまい。邦画なんかマンガばっかりでなんで作ってんのかすら意味不明。その制作費をちびっこハウスに寄付したがひゃくまんばいマシ。