浪速のモーツァルト

NECOのマイティジャック「爆破指令」。夢破れた金城哲夫のテロップ見るたび寂しいキブンになる、円谷プロが「トクサツの」でなく「文芸の」であること如実にしたハナシではないかと思う。シナリオ「逆転の鍵」はほとんど完成作品の通りで、ジャンボーの四散にあわせて指を鳴らす南廣の記載まであるけど、瑣末的なところでジャンボーは黄色い巨大戦艦で、金と麻薬の傀儡の警察署長を除いたＱの一味は工場長から警備員まですべて外人(ドイツ人？)だった。その工場長の断末魔のセリフ「必ずMJ号をしのぐ船を造り出してみせるぞ！」は宇宙船Vol3じゃないけどMJ号があるからＱも巨大戦艦を要するみたいな流れを作って本末転倒にもほどがある。あと次回作のメインメカニックになるコンクルーダー(金城シナリオではエキゾスカウト)にバンカーＨ、モノレール型のパンパスが登場。メンバーの戦闘服も安っぽいつなぎに変わってこちらも寂しいキブンになる。20年くらい前のワンヘスで千草巽のガレキのジャンボーを買ったのは余談。

例によって東京出張中の相棒によるとMXでウルトラマンタロウをやってるらしくて実に羨ましい。やっぱりウルトラは毎週いっぽんくらいが散漫にならなくていい。しかも今週は岡村・田口・山本の三暗刻で、ドリルメカのベルミーダも登場。さらにタロウ唯一の弱点と言える怪獣のカッコ悪さも払拭されたトンダイル戦なんてモゥ最高ではないかと。

広島在住で両親が音楽家の優なら鼻で笑うこと間違いなしの現代のベートーベンのニュース。高橋の大ちゃんもファンの人も、音楽が気に入ってんなら作曲家なんか誰でも別段問題ない気が。