アマーダ!

新刊完成!予定がひと月も遅れて、まるで時間を飛ばして結果だけが残る攻撃を受けたみたいだったよ!

NECOのマイティジャックは「祖国よ永遠なれ!」。女の戦いを描いた前回から一転、骨太の男の友情のドラマを描こうとした若槻先生の意気込みだけが虚しく空回りする一編。南廣と山本耕一の再会シーンやピストルの排煙をいちいち吹く南原宏治の演出のマヌケさは目も当てられず、海面すれすれを飛んでいくピブリダーの操演だけが救いと言うシリーズでも屈指の駄作に仕上がっている。その昔、南廣が誉めてたらしいのはそら自分がカッコいい主役回なら当たり前のハナシで、山本がミサイル基地へ特攻するラストシーンもピブリダーに爆弾を搭載するセリフがない若槻シナリオのがなんぼか美しいと思う。さらに言えば南原と山本が生き別れの親子だったボツ決定稿「亡命者を奪え」のがずっと好みではある。