広い世界の片隅に〜やがてふたりの朝が来る〜♪

高千穂遥「クラッシャージョウ外伝・ドルロイの嵐」読了。ソノラマ文庫版。ジョウのおとっつあんのクラッシャー・ダンとそのチームの活躍にダーティーペアが客演するハナシ。シリーズは先のピザンの危機とこれしか読んでないけど、大半ドンパチの大同小異の展開ならどれか一冊読んだらこと足りるような気が。ついでに美成年だった頃のタロスがロッド・バルボアにそっくりでやっさんもバリエーションなさすぎ。あとやっさんの描くおっぱい相変わらず垂れすぎ。

東映チャンネルのキョーダインはかつてヒューマンも戦場に選んだ宮城県・バリハイセンターのワニンガー戦。シリーズ序盤のメカニックな雰囲気はここに及んで微塵もなく、いつもの東映ヒーロー番組のノリでエスエフファンを容赦なく振るいにかけてくる。のちの東映コメディ路線の村山新治の起用に奇しくもキョーダインがシリアス寄りのコメディであることが如実。

同局のデビルマンはゴンドローマ戦。ペットと言う日常が突然牙をむく展開が実にデビルマンらしいハナシではあるまいかと。あんまり好きくない辻村声もゴンドローマには妙に似合っててカッコいい。ラストカットの「また一歩野望に近づいた！」みたいな明くんは当然みたいに白土作画。

ムービープラス「ゴッドファーザー・パート３」。１年くらい前にパート２を観たはずなのに人間関係がさっぱりワカラン。ついでにアンディ・ガルシアの名前も最後まで出てこなかった。大丈夫か俺。面白いけどとてもさびしい気分になることうけあいの映画。コッポラ監督で1990年。

しかしネタ切れ久しい当節のハリウッドならラストのマイケルが寝コケただけの解釈で何事もなかったかのように「ゴッドファーザー・パート４」を作りはしまいか心配になる。