白昼の幻想

吉永嘉明 「自殺されちゃった僕」読了。ワイフと近しい友人2人の計3人まで失った人の手記って珍しいのではないかと思って読んでみたが、ドラッグやらトランスやら、反吐が出そうなサブカルに耽溺する著者と故人らが揃いも揃って関わりたくないような人たちなら、巻末の春日武彦先生のボロクソかつ痛快な感想はまさにわが意を得たりだったけど、最大の理解者を失った著者のよるべない喪失感がなんとなく追体験できただけでもまあ良かったのではあるまいかと。ブックオフで300円。