ゴールドベルグ協奏曲

カート・ヴォネガット・ジュニアスローターハウス5」読了。ちなみにバーナード嬢に感化されたわけでなく、それを読む以前に仕入れていたもの。ティーンの頃に観たジョージ・ロイ・ヒルの、そしてポリティカルSFの後半戦を飾った同名映画はけいれん的時間旅行のモンタージュがなんかさっぱりワカランかった覚えがあるけど、同じくランダムな時間軸でも原作のそれはとても読みやすくて面白かった。やっぱり文章でしか表現できないもの、翻って映像でしか表現できないものがあるということらしい。

カートゥーンネットワーク科学忍者隊ガッチャマン」「G4号はあいつだ」。三日月基地の最後を間近に控えてハナシも作画もなにげに冴えてるいっぽん。後者は瀕死でヘリコバギーを運転するきっつい顔の甚平がステキすぎる。同名のシナリオは雨森雅司が好演するデーブー(チャボデーブー)が悪玉のまんまギャラクターのGCIA(アクロバット部隊)に狙撃されて絶命する顛末で、タツノコのオオトリ・コトリのコンビと呼ばれた鳥海永行センセに比べて鳥海尽三氏はずいぶん分かってない感じがする。